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野球小僧のたわごと

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~坂田康一のブログ~

◆持論展開。「田沢選手メジャー挑戦問題とWBC監督選考」

【 田沢選手メジャー挑戦問題とWBC監督選考 】

 社会人野球・新日本石油ENEOSの田沢純一投手(22)が、大リーグ挑戦の意思を表明した。国内のプロ12球団には、10月30日のドラフト会議で指名しないよう求める文書を送付した。ドラフト上位候補選手が、プロ野球を経ずに大リーグに行けば、初めてのケースになる。
 大リーグを希望する理由として、昨年11月のワールドカップ(台湾)を経験し、海外志向が芽生えたと説明。「チャンスがあるなら、挑戦してみようと思った」と決意を語った。レッドソックスやマリナーズなど5球団が興味を示している。
(ニュースより抜粋)


今回の問題、「12球団代表、田沢投手に不快感」みたいな報道がされていますが、まず、田沢投手は規則は全く破っていません。事実だけを並べると…

・田沢投手は、国際大会を経験し、アメリカでやってみたいと思った。
・日本プロ野球(NPB)を経験せず、大リーグ(MLB)に挑戦してはいけないという規則は無い。
・NPBとMLBの間では、お互いの国の有望選手をドラフトで指名しないという紳士協定がある。


今回は、その紳士協定をMLBが破ったということ。ところが、これには罰則はない。12球団代表は、遺憾の意を表していますが(←便利な言葉だ…)、止める事はできないでしょう。

そもそも今から10年前、上原投手(現・読売ジャイアンツ)がアナハイム・エンゼルスから誘いを受け、その結果、読売ジャイアンツを逆指名しました。なぜその時に、今回の田沢選手のようなことを想定して、ルールを決めなかったのか。NPBがこの問題をほったらかしにしたことが最大の原因で、田沢選手にしてみれば「いまさら遺憾だなんて言われても…」ってことなのです。

さらに、マック鈴木選手のように、ドラフト以前に高校を中退してアメリカに渡った選手も多数いますが、それについてはこれまでお構いなし。ついでに言えば読売ジャイアンツのように、台湾の有望選手を、台湾球界に入る前に入団させている球団もあります。これ、完全に今回の逆パターン。

要するに、有望選手を持っていかれたから、慌てているだけなのです。

今後、何らかのルールは出来るでしょう。もちろん、有望選手にはNPBの球団に入ってもらって、盛り上げて欲しいです。でも、MLBに挑戦したい選手にダメ!というルールは、職業選択の自由から出来ないでしょうし、仮にMLBがドラフト後まで手を出さないという協約を結んだとしても、当の本人が「MLBに行きたいので指名しないで下さい。指名されても入団しません」と言えば、それで終わりです。

じゃあ、どうすればいいのか。

結論は単純です。
「日本のプロ野球でやってみたい」と思われるような、魅力あるリーグにすればいい。

そのためには?NPBが世界最高レベルのリーグであるという事を、世界に知らしめればいい。WBCを連覇すればいいのです。

確かに、日本人メジャー選手も含めてのチーム編成にはなりますが、日本のレベルを知らしめるには、最高の場所なのです。そのチームを率いる監督を誰にするか。それを「誰もが納得できるルールを作って、日本シリーズ優勝監督にすれば?」とか、安易なことを言っている場合じゃないのでは?最終的にコミッショナーに一任って、あまりに無責任では?北京五輪の敗因は、星野監督だけの責任?国際球の導入は?

関係者・元選手などで選考委員会でも作って、早く監督を決め、来年3月の世界大会へ準備を進める。そしてWBCを連覇し、「日本のプロ野球は、世界最高レベルである」事を証明して、国内のアマチュア選手のみならず、世界から「日本でやってみたい」と思われるリーグにする。これが、やらなければいけないことです。2つの問題は、完全に連動しているのです。

2年後、あの選手がドラフト対象になります。早稲田大学・斎藤佑樹投手。高校時代からの超人気選手で、大学日本代表で活躍している斎藤投手が、メジャー挑戦を表明するとなると・・・。

目の前の利だけを追っかけていたら、数年後、取り返しの付かないことになりますよね。
by team51 | 2008-09-18 12:02 | 野球