◆持論展開。「投手を育てる捕手、捕手を育てる投手。」

【 持論展開。「投手を育てる捕手、捕手を育てる投手。」 】

「阪神が真弓新政権下のトレード第1弾として西武・野田浩輔捕手(30)の獲得に乗り出していることが16日、明らかになった。課題となっている“ポスト矢野”の存在。2番手捕手の野口がFA宣言。『基本的には若手を使いながら。このポジションだけは試合に出ないと伸びてこない』とトレード補強には積極的な姿勢を見せないが、矢野に続くのが25歳の狩野、岡崎、24歳の清水、22歳の小宮山、20歳の橋本良と若手ばかりで5人という捕手事情。野口流出の可能性が高まったことで、経験のある捕手獲得が急務となった。」
(ニュース記事より)

この判断は、大正解でしょう!是が非でも獲得すべきです。

ここ数日、関西地方のスポーツ紙1面を賑わせている、横浜・三浦投手獲得の流れ。ですが、今、阪神タイガースが一番に補強しなければならないのは、捕手でしょう。現時点でFA宣言している(もしくはするであろう)選手で獲得に動くなら、真っ先に動くべきは、横浜・相川捕手だと思います。

西武ライオンズからFAし、当時・福岡ダイエーホークスに移籍した工藤投手(現・横浜)が、まだ若かった城島選手のサインにわざと首を振らずに投げて、打たれたことがあるという話を聞いたことがあります。勝敗に影響のない場面で、「今、このカウントで、そのサイン通り投げたら打たれる」という場面、普通なら拒否します。が、工藤投手はわざとそのまま投げて打たれた後、城島捕手に教育したそうです。

その数年後、城島捕手は若手投手が首を振って要求と違うサインに投げた時、そのまま投げさして打たれて、投球の組み立てを若手投手に教えました。その結果ホークスは、斎藤・和田・杉内・新垣・馬原ら投手王国と呼ばれるチームに成長しました。正直、三浦投手に工藤投手のようなことが期待できるとは思えないんだよなぁ…。


「捕手が投手を育て、投手が捕手を育てる。」


伸び悩んでいる若手投手が多いと言われている、タイガース。素材は他球団も羨むほどと言います。単なる戦力としてFA選手を獲得するのか、そういった部分も重視して獲得するのか。補強費に糸目をつけないなら、いっそのこと外国人捕手!なんていうスーパーギャンブルは…ダメかなぁ?(笑)
by team51 | 2008-11-17 17:41 | 野球

~坂田康一のブログ~


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