2008.07.12

[ 「クライマーズ・ハイ」 を観た! ]

2008.07.12_b0093839_9492470.jpg1985年8月12日、群馬県御巣鷹山に墜落した、日航ジャンボ墜落事故。当時小学生だった僕にとって、幼い頃の事件・事故としては、グリコ・森永事件と並び、大きく記憶に残っている出来事です。

「クライマーズ・ハイ」は、その日航ジャンボ墜落事故を扱う、地方新聞社の物語。そこに全権デスクとして責任者となった記者自身の物語が織り交ぜれられて進んでゆくのですが…

当時ニュースでも流れた、墜落事故現場の映像。機体の破片や、生存者がヘリで搬出される模様など、今でも記憶に残っているのですが、そのシーンが出てきます。ですが、その記憶に残っている機体の破片の横に、記者役の堺雅人さんが立っている。「・・・そうか、これ、セットなんだ。」と気付くまで、時間がかかるほどの出来でした。

これはネタばれですが、予告編でも流れていたので書きますが…
当時、事故現場で見つかった、被害者の方が家族へ宛てたメモがありました。これも、僕の記憶にしっかり残っています。その手紙が、本編中でも取り上げられています。今、あらためて聞いてみると、本編中でこの言葉が一番印象に残る。こんな台詞なんか、書けないんじゃないか?と思ってしまうくらい。すさまじい言葉でした。


さて、例によってあくまでも個人的な好み込みですが…
お勧め度は…4つ。この描き方なら、個人の物語がない方が良かった気がする。でも、一見の価値はありです。こういう映画は、大切にして欲しい。【★★★★】

※映画をご覧になったみなさんの感想を、コメント欄でお待ちしています!
by team51 | 2008-07-13 10:07 | 個人的な映画評論

~坂田康一のブログ~


by team51